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2025年01月13日
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パンツに架ける橋 感想

2010年09月07日
さて第9話だが。


1期9話ではいよいよこの回からシリアスパートに移る。つまり最終回に向けての布石が次々に打たれていくのだった。
芳佳は左捻りこみという大技を覚え、坂本少佐はシールドが全く役に立たなくなる。ネウロイはネウ子がついに登場、芳佳との接触を果たし、マロニー大将が暗躍を始める。
ずっと意識不明だったクリスはついに目を覚まし、お姉ちゃんはエーリカちゃんマジ天使に姉馬鹿認定される。
相変わらず芳佳はリーネちゃんのおっぱいをガン見するが、芳佳のおっぱいはまだまだ成長しない。
つまるところ1期9話の肝は、坂本少佐は芳佳の成長を見ていたくてもっと空を飛び続けたかった。芳佳はこの世界を守りたくて戦いたいけど、人に銃を向けるのは嫌だったってことだろうか。
たとえネウロイといえども理解し合えるのではないだろうか、という芳佳の葛藤はここから最終話までの基本路線になるのだが、結局1期ではその全てを明かされなかった。

今回の2期でも1話では504がネウロイとの接触を試みようとするのだがそれは完全に失敗し、ネウロイにも異なる勢力があることを示した。
キャッキャウフフも確かに楽しいものだが、パンツ丸出しアニメの根幹とも言えるネウロイの謎をそろそろ2期でも示してほしいものだ。今回を含めて残りはもう4話しかないのにどう締めるんだよ、と少々焦燥感を持ちながらの第9話視聴開始。


いきなりペリーヌの尻アップ。7話のサーニャの尻アップには思わずガッツポーズで出迎えたものの、何故ペリーヌではため息を付いてしまうのだろうか。白パンツが透けているのが趣味に合わないのかも知れないな、たぶん。そういうことにしておこう。
橋つってもこんな小さい橋なら適当な丸太かなんかで仮設しておけばいいじゃん、地域住民で何とかしろよと思ったが、ここはペリーヌの空回りを楽しむべきかと思い直しOPは飛ばした。

OP後にいきなり戦闘シーン。
震電は元々局地迎撃戦闘機だったから急速上昇はお手の物だね。リーネちゃん一発当てたくらいで喜んでる場合じゃないわよ。ペリーヌはどんだけ橋厨なんだよ。
2期ではネウロイが瞬殺されすぎて可哀想になってくる。一番頑張った7話の超小型ネウロイでさえもミーナ中佐さんじゅうはっさいさんの尻圧で瞬殺だったしなあ。不憫だ。
シャッキーニの細かすぎて伝わらないモノマネ選手権はまあまあ似てた。これなら最後までやりきってからボツシュートにしてもらえるだろう。

ここから小公女ペリーヌ物語。ノブレスオブリュージュだったか、給料をガリア復興のために全部つぎ込み、私物さえも提供するペリーヌの崇高な精神に涙が止まりませんわ。
ただ先祖伝来のサーベルだけは何があっても売らんほうがいいと思うぞ。扶桑でも古来より「いざ鎌倉」って場合に備えて、いくらひもじくても刀と具足だけは大事に手入れしてたもんだしな。その辺りを父ちゃんか執事でも生きてれば教えてあげられるんだろうが、ペリーヌは天涯孤独の身だしなあ。あまりにも不憫だ。
まあズボセラでもして資金の足しにするほかないか。

そんなペリーヌの懊悩をよそに全く空気を読まない芳佳登場。
海水浴ですか、そうですか。水着回ですか、そうですか。って

え─────────────────────っ?!

だって今夜の話はペリーヌが祖国ガリア復興に向けて東奔西走するんじゃなかったの???
相変わらず空回り大絶賛中のペリーヌを見るに見かねて、芳佳やリーネちゃんや501のみんなと地域住人が力を合わせて、ペリーヌが知らないうちに橋を復興させて、「べ、別にあなた方の力を借りないでも私が橋をかけるつもりでしたのに。あ、ありがとうとか言いませんわよ!」みたいなツンデレいい話になっちゃう予定じゃなかったの?
そっかー水着回かあ。まあいつもがパンツ丸見えだけに水着の有難味はあまりないんだけどねー、でもまあせっかくだから見てやるかあ。などとツンデレっぽくあっさり海パート開始。

シャーリーは紺系か。前回の水着回であった赤水着の方が似合ってると思うんだがなあ。お姉ちゃんとエーリカちゃんマジ天使は今回は水泳しないのね残念。エイラーニャは相変わらず二人の世界に引きこもったところで、お約束の訓練タイム。
しかし2期になってもまだストライカー履いての浮上訓練するのかよ。なんかほら別の方法あるだろ、例えばエーリカちゃんマジ天使みたいな犬かき訓練とかさ。

ペリーヌまでもが何故訓練をさせられてるのか。
3話の時点ではいわゆるペリーヌ推しかと苦々しく思っていたものだが、ここまで来てそれは違うのではと考え直した。エイラのシールド大作戦の回でもそうだったが、彼女は自発的に付き合ってあげているのではないのか。つまり坂本少佐への心象を良くするためではなく、ただ単にみんなと一緒に居たいのだ。
もちろん一番一緒に居たいのは坂本少佐であろうが崇拝の度合いが強すぎてなかなか上手くいかず、カールスラントトリオには寄り付くしまもなく、シャッキーニにはからかわれる対象に過ぎず、エイラちゃんとは喧嘩友達に近いため単独では付き合えるのだがエイラーニャの世界には割り込みを控えている。となればやはり芳佳とリーネちゃんが一番心やすく、1期でツンツンしまくりだった罪滅しも考えて、彼女たちの訓練には必ず付き合うようにしているのではないかという結論に達した。
ああ、愛を知らぬ少女ペリーヌよ、俺は君のことを幾重にも誤解していたようだ。
確かに彼女は誤解されるような行動を何度も取ってはいた、だがしかしそれは全て祖国の復興を焦るあまり人に弱みを見せつけないようにまとった鎧の刺ではなかったろうか。2期からは表情や態度も幾分柔らかくなり、501のメンバーとも打ち解ける様子が何度も伺えるようになったことは大変喜ばしいことだ。

などと心にもないことをベラベラと書き連ねつつ、リーネちゃんのおっぱいガン見の芳佳が微笑ましい。
相変わらずトラブルを運んでくる天使で悪魔のルッキーニに導かれ宝探し大作戦開始。海中トネールは生態系に多大な影響を与えそうなのでグリーンピースがうるさいよ、と思ったがこの時代にそんなもんあるわけないか。
ワカメ人形型ネウロイ急襲かと思ったらペリーヌでした。うつ伏せで倒れた表情が可愛いねとAパート終了

sw209.jpg

Bパートは「せやけど、それはただの夢や」とはやてちゃんの名台詞から開始。
「マタハコガデテキタ」のタイミングといいイントネーションといい、ルッキーニの声優さんのセンスが素晴らしい。
入れ子細工に秘密箱とは、古代アドリア海では箱根の職人が大活躍してたのか。
とりあえずビリビリの身の能力者をリーダーに遥かなるグランドラインに向けて出発したと思ったらそこはGrotta Azzurra。
とりあえず進む一行だが、相変わらずペリーヌは出川キャラを与えられて不憫。
大人チームでお姉ちゃんが芳佳たちの侵入跡を見つけたのは、やはり使い魔の能力に関連してるのかな。ジャーマンポインターとダックスフントなら後者のほうが探索には向いてるようにも思うが。まあ使い魔以前にダックスフントの方は戦闘以外は怠け者だし仕方ない。
ミーナ中佐さんじゅうはっさいさんがここで伏線らしきものをサラリと話しているが、この地で古代ウィッチが繁栄していたということは、当然ネウロイの大元となる怪異も近い場所で度々出没していたということだよな。
扶桑ならそういった場合には、お社なんかを建立して地鎮をしたりするものだと思うが、このロマーニャ地方でもそういった風習はあるのだろうか。また、ベネツィアに突如現れた巨大なネウロイの巣はそういった意味があるのだろうか。謎は尽きない。

ここでトラップ発動。坂本少佐シャヨナラ… こんな悲劇を迎えるくらいなら芳佳に烈風斬を伝授してあげれば良かったのにね…
この時のエーリカちゃんマジ天使の表情は仲間が自分のせいで不慮の犠牲になったという驚愕と悔恨を表しているのだろうが、どうにもアワアワしながら手を食べてるようにしか見えず笑ってしまう。作画頑張れもっと頑張れ。
お姉ちゃんの超絶リボルバーキャノンで坂本少佐無事脱出。つうかアレだ。仮にも伝説の魔女がこんなとこで倒れるはずないやんね。ミーナ中佐さんさんじゅうはっさいさんの坂本少佐に駆け寄るスピードが超絶に速い件。アレはたぶんソニックムーブじゃなくてブリッツアクションだろう。ガッツポーズで坂本少佐の生還を喜ぶシャーリーは相変わらず全く役に立ってないが、まあバラエティー番組の賑やかし要員も必要だということだろうか。

わっしょーい!!1

ここから坂本少佐酔っ払うの巻なんだが、ミーナ中佐さんじゅうはっさいさんの口に吸い付いた時、アレは確実にベロ入ってるよね? だとすると坂本少佐は501に来る前にはそういう技を会得しているわけで、でもウィッチはおちんちん突っ込まれちゃうとうんぬんかんぬんて建前があるわけで、だとすれば同性に仕込まれたの? 可能性があるとすれば竹井さんか。ただ海軍の同期というといらん子の迫水ハルカもそうなんだよなあ… もしや若かりし日の坂本少佐があの陰獣の毒牙にかかってるかもしれんと妄想するとおちんちんもフルおっきするよね。
坂本少佐は逃亡、ミーナ中佐さんじゅうはっさいさんは坂本少佐の超絶技巧で絶頂失神となると部隊指揮は階級→年次順になるんだっけか。つうことはお姉ちゃんが部隊長になるはず。まあシャーリーの方が全体を見渡せるって点で隊長に向いてるような気もするが。

酔っ払いまくりの坂本少佐が奇声を上げて走りまわる中、年少組リーダーのペリーヌがかっこいい。リーネちゃんはここぞとばかりに芳佳におっぱい攻撃でポイント爆ageで黒リーネ化か。
ついにたどり着いた封印の間。おい芳佳、鎌倉の大仏はねーだろ。守護ゴーレムの目の光がネウロイっぽいのは気のせいか。雷撃牙突・弐式でゴーレム瞬殺。まあ雑魚敵なのはネウロイも同じだな。
またつまらぬものを斬ってしまった風ドヤ顔のペリーヌが微妙にむかつくんだが、まあいいか。

グランドラインの果てで見つけた宝は古の魔女たちのハーブ畑だったか、ペリーヌ無駄働き乙。
坂本少佐も一見良い事を言ってるように聞こえるんだが、よく聞いたら全く意味が無いよね。「お前の気持ちがガリアの宝物」ってなんなんだよ一体。ペリーヌもそこで納得するんじゃないよ。ペリーヌの祖国を思う気持ちと、ガリア復興の資金をどうするかってのは全くイコールになんないじゃん。まあ酔っぱらいの戯言だから仕方ない。
こうして大冒険の一日はエイラーニャで締め。地元民の力で橋も復興できたしメデタシメデタシ。
あとに残されたのは「全く、扶桑の魔女は…」っておまんまんヌレヌレにされて満面の笑みで呟くミーナ中佐さんじゅうはっさいさんの後ろ姿でした、と第9話終了。


さて、今回のまとめはつうと、これがなかなかに難しいねえ。
パンツ丸出し各話の感想はいつも妄想のままにつらつら書き進められてたんだけど、今回だけは何度も何度も詰まって非常に書き辛かった。たぶん突っ込みようがない描写が多かったからだと思う。
なんか話の中にいろいろ盛り込みたいことが多すぎてどれも中途半端になっちゃったぽいよね。ペリーヌの祖国復興物語か水着回か探索冒険モノかどれかに絞って、もっとキャラの心情を深く描いてくれたら良かったのになあ。なんかもったいないなと思った回でした。
ただ、冒頭に書いてた1期のようなストーリーを進めるような物語の核心に触れる描写が全くなく、次回から残り3回でどうやって締めるつもりなのか非常に不安になってくるのも事実。
巷で噂されてるようにこのままダラダラ話を続けていって分割2クールというのもアリかもしれないが、それはそれで間延びしすぎるような気もするんだよなあ。
ほんと大丈夫なのか。


以上、第9話の感想でした (^-^)

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